琵琶湖沿いの国道から、高島市今津町の山間を目がけて車を走らせる。小さな集落を抜けて、清らかな石田川沿いを上流目がけて進むと「リバーランズ角川」さんに到着。石田川にぐるりと囲まれる様に配置されたキャンプサイトは周りの自然にとけ込み、マイナスイオンたっぷりである。受付を済ませて車から道具を下ろし、川沿いのサイトにテントを張った。
準備を済ますと早々に釣りの支度に取りかかる。「リバーランズ角川」さんには二つの釣り池があり、エサ釣りとルアー釣りの両方が楽しめるのである。エサ釣り池で釣った魚はその場で美味しく頂けるということで、今回は炭火焼の準備をしっかりして来た。釣りたてのニジマスの塩焼きを、ホカホカのうちに頬張る。今回の重要な目的である。早々にSpec.1/300とReady to Fish!を準備。練りエサを受付で頂き、まずはエサ釣り池に向かった。
石田川の清らかな水をたっぷり湛えた池の中を食べごろサイズで元気なニジマスが悠々と泳いでいる。ロッドに仕掛けをセット、鈎を包む様に練りエサを付け、池に向かってロッドを振り込んだ。
池の上を、気持ちいい風が渡ってくる。周りの木々や綺麗に咲いた花々が揺れている。深く深呼吸をする。いい時間である。
と、まったりしている間に、エサの匂いに惹かれてニジマス達が集まって来た。勢い良くウキが消し込み、ロッドが弧を描く。元気なニジマス達はしっかり綱引きも楽しませてくれる。
釣れたニジマス達を早々に捌き、練炭に火をつける。しっかり塩を振ったニジマス達を火にかけていく。魚を焼く、肉を焼くもそうだが、この焼くという行為がまた楽しい。単純な作業の中に、自分の好み、理想の焼き加減に育んでいくという過程をしっかり楽しむ事が出来るのは私だけでは無いはずだ。と、そんな事を考えている間に、少し焼き過ぎてしまった。しかしながら、しっかり目に焼いたニジマス達は期待を裏切らないホクホク感と美味しさを提供してくれた。ご馳走様でした。
さて、遊びの続きである。次に用意したのはSpec.2/5.5とアピード2.7g。そう、ルアー釣りの時間だ。キャンプサイトの山の手にある大きな方の池、ルアー池に向い、ぐるりと一周池の周りを歩いて、ここだと思うポイントでキャストを開始する。アピードが動いている感触を感じながらゆっくりリトリーブ。池の中央付近に差し掛かった所でしっかりしたアタリとともにロッドが曲がる。いいサイズだ。慎重にやり取りをし、ネットに入った魚体は、頭が尖ったカッコいいフォルム。納竿Fishになった個体は婚姻色が残った魚体が夕日を浴びて、なんとも言いがたい美しさだった。心もお腹もいっぱいになったデイキャンプ、この次はイワナを食べようか、アマゴを食べようか。
リバーランズ角川
- 住所
- 滋賀県高島市今津町角川622
- TEL
- 0740-24-0911
- 定休日
- 火曜・水曜・木曜
- URL
- https://www.riverruns-tunokawa.net/
- 備考
- フライルアー池は夏季休業
(7月1日から9月22日まで)
エサ釣りは通常営業です。