テントを立てている時から気になっていた 時折水面にポチャリと現れる波紋。湖に落ちた虫を湖の中の魚が下から喰らいついている様子。魚の反応がいいうちに。と、他で利用中のテントサイトや周りの木々に注意をして湖を一周歩いて様子をみようと、昨晩仕込んだタックルの中からクランクベイトで波紋を作ってみる。

遠くに投げてはちゅんちゅんと寄せて波紋を作る。湖畔にあたる日差しが柔らかくて穏やかな時間が流れる。おおぐて湖畔にはウィンドウチャイムが設置されていて、風が吹くたびに耳に心地良いサウンドを運んできてくれる。この上ない癒しの時間と感じる。

ボゴッ!!

突如、凪だった湖面が暴れだし、自然に癒されてオフモードだった気持ちが高ぶりはじめた。一瞬のゆるみで魚を逃がしてしまうと思うとリールハンドルを握る手にも力が入る、何度も姿を現せてはヒレで水面を叩く魚との駆け引きをしながら、ラインを弛ますことなく魚との距離を詰めて行くと立派なサイズのニジマスが引き寄せられてくる。足元のネットを手に構え、その姿を捕らえたら、ぉおー。と歓喜の声をあげた。

この おおぐて湖には夏はバス釣り、夏以外はトラウトの魚種が豊富で、水温の高くないシーズンは、定期的に魚の放流がされている。魚のストックも豊富なので初心者もしっかり楽しめるのでキャンプの空き時間に是非ともおすすめしたい。

今回訪れたおおぐて湖キャンプ場を運営している湖畔宿「おおぐて湖畔しらさぎ荘」。こちらもアウトドア好きには魅力的なサービス「星見テラス付き宿泊」が好評だ。昼間は湖畔で釣りを楽しんで、夕方からはテラスでBBQや満点の星空を眺めながら、一緒に行った仲間達と焚き火を囲んで、釣果を語らうなんて事も出来てしまう。宿のアットホームな雰囲気に、リピーターも増えている一方だとか。

こちらもおおぐて湖に訪れた際には、是非利用をおすすめしたい。