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SCENE.06

RGM SCENE.06 能登半島周遊旅[石川県]

~半島の北と南、東と西で様々な魅力を持つ能登の楽しみ方~

RGM SCENE.06 能登半島周遊旅[石川県]

潮風きって
 半島を北上

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石川県と言えば、小京都 金沢が観光地として有名で、東京からも新幹線を使えば約2時間半で行けるアクセスの良さから、いつも市内は人で賑わっている印象が強い。けれども石川県には金沢の他にもまだまだ訪れてみたい場所が沢山ある。今回は金沢から車で北上した能登へ少し足を延ばして、昔ながらの風景と、最新スポットを体験しに、秋の能登半島を1周してみようと計画をたてた。

RGM SCENE.06 能登半島周遊旅[石川県]

新しい憩いの場

まず訪れたのは、全国屈指のイカの水揚げ量を誇る小木漁港のある小木町。ここに今年6月イカの駅つくモールがOPEN。九十九湾に面して建つ施設館内には、イカ釣り漁をテーマにしたオブジェや展示資料が並び、小木でのイカ漁が発展した歴史や知ってるようで知らなかったイカ釣り漁船について知ることができる。また、館内のレストランでは、地元能登の新鮮な野菜や、小木の船凍イカを使ったごちそうがいただけるという。目の前の船着き場からは日本百景にも選ばれる九十九湾を40分かけて周遊できる遊覧船も出港していて、週末となれば観光客で賑わいをみせる能登の新スポットとなっている。 今回、能登にきた一番の目的は、この「イカの駅つくモール」を訪れたかったのだ

というのも、この「イカの駅つくモール」は能登でマリンレジャーを楽しみたい方には、是非おすすめしたいスポットだからなのです。一年を通して穏やかな九十九湾では、カヤックやSUPといったパドルスポーツを楽しむのに最適な自然環境であるのに加え、イカの駅つくモールには、前出で紹介した他に、レジャー棟が併設されており、カヤックやSUPを持っていない人はここでレンタルが可能。レクチャーを受ければすぐ九十九湾に出られる。未経験者にはガイドも申し込めるので、安心してはじめられる。 今回はSUP持ち込みなのでで更衣室とシャワーをお借りすることに。

イカの駅つくもーる

住所
〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町字越坂18字18番1
TEL
0768-74-1399
営業時間
10:00~17:00
定休日
水曜日
アクセス
金沢から 車で約2時間 
     北陸鉄道バス 珠洲宇出津方面行特急 約3時間
URL
https://ikanoeki.com/
備考
更衣室の利用には施設利用料が必要。
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穏やかな湾に
 SUPを浮かべる

「イカの駅つくモール」で着替え、SUPで湾に出る準備が整ったところで、いざ、イカ釣り漁船が停泊している横のスロープから出てSUPを漕ぎだした。 海とは思えないほど穏やかで琵琶湖と比べても、全くと言っていいほど波がない。パドルひと漕ぎで水の上を滑るように進んでいく。クリアな日本海は波がなくなるだけで、海底から伸びる海藻が驚くほど深いところまで澄んで見え、水中を飛ぶように泳ぐの魚の姿がはっきり見ることができる。

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縞模様を狙う

SUPボードの上から、気持ちよさそうに泳ぐ魚を眺めているだけでも十分に楽しいのだけれど、この為に釣り竿や釣具もしっかり持ってきているので、少し魚に遊んでもらおうと、spec.4にSRAティップを装着して海底を探ってみることに。島の周りの潮がぶつかるポイントにルアーを投げてみると、リールからどんどんラインが出ていく。それもそのはず、リアス式の九十九湾は小さな湾ではあるが、深いところでは水深が25mもあるという。

何投かキャストを繰り返すうちに、水中のルアーがあたる感触から、岩場や海藻が生い茂るポイントなど、なんとなくではあるが徐々に海底を捉えられるようになった。まだ見ぬ魚を想像しながら、良さそうなポイントを丁寧に探っていると、何の前触れもなくと竿先を水面に引き込むアタリが。かかった?!と慌ててラインを巻く。当然はじまる駆け引きにテンションが上がる。

休むことなく巻き続けると縞模様のボディがだんだんと近づいてくる。アオハタ!?と勝利を確信した一瞬の気の緩みで、かかっていた針が外れてしまい、シマシマはまた海の底深くへ消えていった。目の前で取り逃がしてしまったのが悔やまれ、この湾の海底に潜んでいるアオハタに届けとばかりに同じようなポイントで探った結果、海から上がる頃には数匹のアオハタを連れて港に戻ることができた。

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懐かしい掛け声

せっかく能登半島まで車を走らせて来たので、以前より訪れたいと思っていた、日本三大朝市のひとつ、輪島の朝市にお邪魔しました。整備された通りの両脇にいくつものテントが立ち並び、朝の8時前から、地元のお母さんや腰の曲がった体の小さなおばあちゃん達が、それぞれ決まった場所で開店準備を始めている。店頭に並ぶものは様々。輪島港で上がった鮮魚はもちろん、お手製の一夜干しに地域の工芸品まで。通りを歩いていると、「お兄ちゃん、これ見てって」や、「私が作った一夜干しよ」など、通りを歩く観光客への呼びかけが、昔の商店は当たり前だったのに、今の時代ではあまり耳にする機会が減ったせいか、一周回って新鮮に思えた。

輪島朝市

住所
〒927-0552 石川県輪島市河井町本町通り
営業時間
8:00~12:00
定休日
無休
アクセス
輪島港すぐ
URL
https://asaichi.info/
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秋の味覚狩り

九十九湾からの帰り、最寄りのインターまでの道中に栗園が多くあるのを知り、経験のない栗拾いをして秋を体感しようと、昨日に電話で予約した橋本栗園へとお邪魔することにした。見通しの良い道路からは右手左手に栗の木が見え、そろそろ目的地かな?というところで、看板をみつけ無事到着。早速バケツとトングを持ちオーナーの橋本さんが、世間話を交えながら、丁寧に栗の拾い方を説明してくれた。

橋本さんのお話では、この広大な敷地には20品種近い栗が植わっているという。そう聞いて拾った栗をよく見ると、大きさや形、色の違いがあることに気づく。この橋本栗園には早生種から晩生種まで植わっているので、他よりも少し長い期間味覚狩りができるわけだ。夢中になって栗を拾っているとあっという間に時間が過ぎ、気付けば土産に持ち帰るに十分な数の美味しそうな栗の山になっていた。

橋本栗園

住所
〒927-0206 石川県鳳珠郡穴水町前波
TEL
090-7749-7376
営業時間
10:00~16:00 (要予約)
定休日
電話で要確認
料金
入園無料 
拾った栗の持ち帰り¥1,200/kg
アクセス
能登里山海道 穴水ICから車で25分
備考
開園期間についてはお電話にて要確認
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自然を前に
 落ち着ける

能登を訪れたとなると、紹介したいところは、まだまだある。日本海の海岸沿いには岩場をよく見かけるが、突如、ひとつだけそびえ立つ大きな1枚岩の見附島や、全身に海風を受けどこまでも続く水平線を見渡せる世界一長いベンチ。夕陽に染まる稲田が絶景の白米千枚田など、ここには長閑な景色を前に人が憩い、ゆっくりとした時間を思い思いに過ごせる場所が点在している。せわしない日常の休憩には絶好のロケーションに感じる。 今回の訪問は穏やかな秋だったけれど、きっと、厳寒な冬だとしても素朴であたたかい能登の良さを感じられる気がして、次は違う季節を選んで訪れてみたいと思う。

TACKLE今回のタックル

SUP FISHING

竿
RGM spec.4
リール
スピニング2500番
ライン
PE0.8号 リーダー フロロ14lb
仕掛け
アミノロックス バリブルシャッド4inch
ラスパティーンTG 20g/30g
Memo
今回はSUPフィッシングでも真下を釣るようなシチュエーションが多かったので、乗せ調子で柔らかなSRAティップを選択。ライトジギングでキジハタはもちろん、アジもしっかりフッキングしてくれました。