少し遠出して
九州旅
今回訪れたのは九州 熊本。多少遠いイメージはあったけれど、空路陸路いずれのアクセスもよく、今回は陸路を選択し、博多で九州新幹線に乗り継げば、思っていたよりも早く現地入りができた。 改札を出ると、大きな「くまモン」のモニュメントが迎えてくれる。駅ビルを出れば、街中を走る路面電車を目にすることが出来、にわかに気持ちは旅先モードに。
九州と言えば水辺に多くの自然が残る釣りの聖地であるが、今回訪れたのは阿蘇山を越えた先、宮崎県の県境にほど近い「木郷滝自然つりセンター」。そこでのんびり渓流釣りをしようと思う。 熊本駅からは予約していたレンタカーに乗りこみ、ナビを設定、1時間40分と確認すると、さっそく車を走らせた。
市内を抜けて車窓からの景色が徐々に丘陵地へと移り変わっていく。風向きが変われば噴煙で空が曇る。このあたりは自然と共存していることを強く感じさせられる。
空気も水も
澄みわたる渓谷へ
やがて、山道をどんどん進み、「木郷滝自然つりセンター」へ。こちらでは、子供も楽しめるえさ釣りエリアや、渓谷の地形そのままに釣りが楽しめるルアー釣りエリアだけでなく、釣った魚をセルフシンクで処理すれば、お店で焼いてもらえて、渓谷を眺めながらテラス席でお食事が可能。
遊魚券を購入して渓流釣り場へ移動。眼下を流れる渓流は水深がわからないほどに透き通り、流れの緩いところでは、魚が宙を飛んでいるかの様に悠々と泳いでいるのが見える。果たして釣れてくれるだろうかと頭の中は釣りに切り替わる。
早々に「RGM spec.2 5.5」に5cm程のミノーをセッティングし、下流から上流に向けて釣りながら登って行くことに。川沿いを歩きながら水深のある淵を選んでルアーをキャストしていく。魚達の反応は良く、ルアーに戯れ付きながら勢いよく追いかけて来てくれるのが見える。
キャストを繰り返していると、すぐに良型のイワナがヒット。流れに乗って、ロッドをグイグイと絞り込んでくれる。日差しの暑さも、水の冷たさも一瞬にして頭の中から消え、辺りを見回して、必死に魚を取り込む場所を探す。 水しぶきを浴びながら、ようやくネットに収めることが出来た。端正な顔立ちと深みのある様々な色に包まれた魚体には威厳すら感じられ、何度見ても惚れ惚れと見惚れてしまう。
木郷滝自然つりセンター
- 住所
- 〒869-1811 熊本県阿蘇郡高森町大字草部750
- TEL
- 0967-64-0440
- 営業時間
- 7:00~日没まで
- 定休日
- 不定休(悪天候などにより釣りができないことがございます)
- アクセス
- JR南阿蘇鉄道「高森駅」より車で約26分
- URL
- http://www.kigo.co.jp