おだやかな気候と
のんびり時間
濃い青空と絵にかいたような入道雲を見て、もっと夏休みを感じたくなり、瀬戸内国際芸術祭が開催されている瀬戸内海に「RGM spec.2」を連れて向かうことにした。
まずは、岡山駅を経由してローカル線を乗り継ぎしながら50分ほどで終点の宇野へ。電車を降り迎えてくれるあたたかい潮風は、海がすぐ近くだと感じさせてくれる。実際、駅舎から宇野港は歩いてすぐのところにあった。宇野港は、高松や瀬戸内海に浮かぶ島々へ向かう客船が数多く出ているだけでなく、輸送フェリーの発着港でもあり一日中活気に満ちている。時には大型クルーズ客船の停泊なども見られ、訪れる人は多い。
港の広場にはいくつものアート作品が芝生や木々の緑に馴染んでいる。中でも、海に近い場所にある「宇野のチヌ」は圧倒的な存在感だ。海などの回収ゴミを着色なく色分けにより作られた鮮やかなそのボディはすぐ隣りの「宇野コチヌ」とともに、青い空によく映えていた。
いくつものアート作品の傍らでは、釣りを楽しむ人々が岸壁から竿を出している。一体、何が釣れているのだろうと様子を伺いながら港内をぐるっと歩くことに。当たり前のことだが、港内は日差しを避ける物は何もなく、容赦なく夏の日差しが降り注ぐ。
出会った釣り人の多くは黒鯛を狙って竿を出し、釣り上げる度、それぞれ隣り合う者で静かに盛り上がっているようだ。時計に目をやると、もう昼前なので、釣りを始める前に少し早目に昼食をとることにした。
せっかくなら、美味しいものが食べたい。と、予め調べていた、宇野港から徒歩圏にある美味しそうなバーガーショップへと期待値も高めに向かった。このあたりでも、ひと際アンティーク感が漂うビルの1階にそのお店はあった。人気店の為、来店する人は絶えない。
今回テイクアウトをした「#8 バーガー」は、オージービーフ100%パティに、カリッと香ばしく焼かれた自家製バンズ、サンドする新鮮なお野菜、それらすべてが美味しくなるように店内で作られた特性のソースに至るまで、海外で修業されていた店主のセンスはひとつの美味しさを作りあげていた。日頃なかなかお目にかかれないこの一品が、今日一日の満足度を一気に高めてくれた。
#8 WIRE
- 住所
- 〒706-0011 岡山県玉野市宇野1-7-3 東山ビル1F
- TEL
- 070-3771-8353
- 営業時間
- 7:00~16:00
- 定休日
- 月曜日・日曜日
- アクセス
- 岡山駅より宇野線に乗車、宇野駅より徒歩10分
宇野駅から594m - URL
- http://unoport.info/spaces/view/59